先に結論を言うと、高いプロパンガス料金は「プロパンガス会社を乗り換える」ことで、大幅にプロパンガス料金を下げることができます。
しかしプロパンガス会社を乗り換えたとしても、残念ながら都市ガスと比べると、まだまだプロパンガス料金は高いです。
では、なぜプロパンガスは都市ガスと比べて高いのでしょうか?
今回は、
- プロパンガス料金が高い理由
- プロパンガス料金を下げる方法3つ
- プロパンガス会社を乗り換えられる「秘密のサイト」
この3つについて、詳しくご紹介いたします。
プロパンガス料金が高い理由は?
【参照】enepi
プロパンガスは都市ガスと比べると1.86倍高いので、月額料金に換算すると4,455円、年間で53,460円程度、プロパンガスは都市ガスより高いということになります。
なぜプロパンガス料金が都市ガス料金より高いのかというと、以下の3つ理由があります。
- 各家庭に届けるため、配送コストと人件費がかかるから
- 供給設備費用がかかるから
- プロパンガス会社同士で協定を結んでいるケースがあるから
もともと都市ガスは、「総括原価方式」という方式で料金を決めていましたが、2017年から「都市ガスの全面小売り自由化」によって、複数の小売り事業者が参入して、料金を業者が自由に決めるられるようになりました。
これまで業者が自由に料金を決めることができたのはプロパンガスだけだったのが、都市ガスも自由に料金を設定できるようになったので、「業者が料金を自由に決めることができる」という点においては、都市ガスもプロパンガスも同じです。
しかし、都市ガスとプロパンガスで決定的に料金差が出てしまう原因が、「配送コスト」「人件費」「供給設備費用」の3点です。
配送コスト・人件費
都市ガスは広い地域で地下に設置されているガス導管を通って、各家庭に供給されます。
都市ガスは都市部にしかガス導管が地下に通っていないので、都市部でしか利用できません。
しかし都市部には狭い土地に多くの人が密集して暮らしているので、最初にガス導管を通す時に膨大な費用がかかったとしても、合理的に料金を回収することができます。
これに対してプロパンガスは、都市ガスの配給に必要なガス導管が通っていない山間部などの各家庭に、配送員の手によってガスボンベが直接配送されます。
またガスボンベがなくなってしまうとライフラインが止まってしまうので、ガスボンベがなくなる前に、配送員の手によって定期的にガスボンベが補充されます。
この時点で、都市ガスと比べるとプロパンガスは、配送コストと人件費がかかるという違いがあるので、プロパンガス料金が高い原因になっています。
供給設備費用
プロパンガス料金が高い理由に、配送コストと人件費があると説明しましたが、その他にもプロパンガスには都市ガスにはない「手間」があります。
都市ガスは地下のガス導管を通って、直接各家庭に供給されるため、ガスが利用できる状態にするまでに手間がかかりません。
しかしプロパンガスは、都市ガスと変わらない安全性を確保するために、マイコンメーターや警報器、キューズコックという安全機器を取り付ける必要があります。
プロパンガスの場合は、個別にこれら安全機器を取り付ける必要があるので、料金が都市ガスと比べるとプロパンガスの方が高い理由になってしまいます。
地域によってはプロパンガス会社同士で協定を結んでいる場合も…
プロパンガス料金は、「配送コスト」「人件費」「供給設備費用」の3つが必ず必要になるので、都市ガスと比べると料金が高いのですが、その他にも料金が高い理由があります。
それは、プロパンガス会社同士の協定です。
プロパンガスが必要な地域には、複数のプロパンガス会社が存在しているので、飛び抜けてプロパンガス料金が安い会社が存在していると、その地域の顧客を独占してしまいます。
プロパンガスは都市ガスと同じく自由に料金を決めることができるので、プロパンガス料金を安くしようと思えばできます。
しかし、地域のプロパンガス会社同士が協定を結んでいれば、他のプロパンガス会社と足並みをそろえた料金設定にする必要があるので、プロパンガス料金を安くすることができません。
近隣地域と比べて、あなたが住んでいる地域のみプロパンガス料金が高いまま固定されている場合は、プロパンガス会社同市の協定が結ばれている可能性があります。
プロパンガス料金を下げる方法3選
プロパンガス料金を下げる方法は、以下の3つです。
- プロパンガス料金を減らす
- プロパンガス会社へ値下げ交渉をする
- プロパンガス会社を乗り換える
ここからは、上記3つのプロパンガス料金を下げる方法について、詳しく解説していきます。
1.プロパンガスの使用量を減らす
先ほどお話ししたように、プロパンガスの場合はガスボンベがなくなる前に補充される仕組みになっています。
そのため、家庭で使用するプロパンガスの使用量を減らすことができれば、ガスボンベの交換頻度を減らすことができるので、プロパンガス料金を下げることができます。
例えば、シャワーで入浴する場合は「節水シャワーヘッド」に交換して、お湯を出し続けるのをやめることで、プロパンガスの使用量を減らすことができます。
また、調理の際はスピーディーな調理ができる圧力鍋や、電気調理家電を活用して、ガスの使用時間を減らすようにしてみましょう。
2.プロパンガス会社に値下げ交渉をする
プロパンガス料金は都市ガスと違い適正料金がありません。
都市ガスもガス会社ごとに自由に価格を決めることができますが、プロパンガス会社は配送コストや人件費、供給設備費をプロパンガス料金に上乗せする必要があります。
そのため、他の地域のプロパンガス料金を調べて、あなたが実際に支払っているプロパンガス料金との比較表を提示することで、プロパンガス会社に値下げ交渉ができる場合があります。
住居が戸建ての場合は、契約しているプロパンガス会社に直接値下げ交渉をすることができるので、そこまで値下げ交渉は難しくありません。
しかしアパートやマンションなど集合住宅の場合は、家賃や管理・共益費にプロパンガス料金が含まれていることが多いため、値下げ交渉が難しいです。
また、集合住宅全体でプロパンガス会社と契約して、プロパンガスを利用しているため、大家さんや管理会社の同意がなければ、プロパンガス料金の値下げはできません。
3.プロパンガス会社を乗り換える
戸建てや、あなたが集合住宅の管理人・大家さんである場合は、プロパンガス会社を乗り換えることで、プロパンガス料金を大幅に下げることができます。
プロパンガスを利用できるようにしたら、もうプロパンガス会社は変えられないと思っている方が多いですが、スマホを乗り換えるように、プロパンガス会社も乗り換えることができます。
プロパンガス料金は、使用していなくても支払わなければならない「基本料金」と、使用量に応じた「従量単価」の合計が、プロパンガス料金として請求されます。
もし基本料が安いプロパンガス会社に乗り換えることができれば、安い基本料金でプロパンガスを利用することができて、あとは使った分だけ支払うことができるということになります。
しかしプロパンガス料金の検針票には、プロパンガス会社によって、この基本料金と従量単価を合算して請求している場合があるので、その場合はプロパンガス会社に直接確認する必要があります。
プロパンガス料金は乗り換えられる!秘密のサイト「ガス屋の窓口」
プロパンガスは、一度プロパンガスを利用できる状態にしたら、もうプロパンガス会社を変えられないと思い込んでいる方が多いですが、スマホや保険のように、専門窓口に相談することで簡単にプロパンガス会社を乗り換えることができます。
- 高いプロパンガス料金を下げたい
- 安いプロパンガス会社を探したい
このようなお悩みに、“ガス屋のプロ”が相談にのってくれるのが、「ガス屋の窓口」です。[MOU1]
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ガス屋の窓口とは?
「ガス屋の窓口」は、株式会社エネジスタが運営する、プロパンガスの乗り換え実績100,000世帯を誇る、乗り換え案内サイトです。
ただ単に安いプロパンガス会社を案内してくれるのではなく、「液化石油ガス設備士」や「高圧ガス第二種販売主任者」などの有資格者が在籍しているので、かなり専門的なサポートが期待できます。
東京・静岡・名古屋・福岡の4拠点で全国対応しているので、あなたのプロパンガス料金が高いというお悩みに対応してくれます。
「ガス屋の窓口」の利用方法は?
戸建てや集合住宅の大家・管理人の方だけではなく、店舗や工場で利用しているプロパンガス料金が高いという相談にも対応しています。
まずは、30秒でわかる「ガス料金シュミュレーション」で、郵便番号を入力して、プロパンガス料金の検針票にある「月間のガス使用量」と「請求金額(税込)」を入力します。
そうすると、ガス料金のシュミュレーション結果が表示されるので、どのくらいプロパンガス料金を下げることができるのかを知ることができます。[MOU1]
まとめ
プロパンガス料金は、都市ガス料金と比べるととても高いです。
そのため、「プロパンガスの使用量を減らす」「プロパンガス会社へ値下げ交渉をする」「プロパンガス会社を乗り換える」の3つの方法で、プロパンガス料金を下げるようにしましょう。
最も手軽なプロパンガス料金を下げる方法は、「プロパンガス会社を乗り換える」です。
今回ご紹介した秘密のサイト「ガス屋の窓口」は、有資格者による専門的なサポートと、わかりやすいガス料金シュミュレーションで、どのくらいプロパンガス料金を下げることができるのかがわかります。
「プロパンガス料金が高い」と感じている人は、ぜひ「ガス屋の窓口」に相談してみてくださいね。
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